近 況 報 告 (2009.4.10〜5.25) 
4月10日
 ICU(集中治療室)から、一般病棟に移ることができました。
術後1週間ほどで、一般病棟に移ることが出来ると聞いていましたが
麻酔から覚醒しているはずなのに意識が戻らなかったため
遅れてしまいました。
 
しかし、その後は、日に日に体調も良くなり、リハビリも始まって、
ベッドサイドにも座れるようにもなりました。
点滴もだんだん減ってきています。
 
 
5月8日(Fri)
 NYの街も、新緑の季節を迎えました。
先日、4回のバイオプシー(生体検査)も終わり、
幸いにも拒絶反応はありません。
ありがたいことです。
 
大樹は今日、リハビリ病棟に移りました。
ここでは、理学療法と作業療法を午前と午後に分けて
月曜から土曜まで毎日3時間行います。
 
足は感覚はあるものの、自分で思うように大きく動かせず
動いても左側が少し浮き上がるくらいと
誰かが持ち上げたときに、少し蹴る力がある程度です。
 
何にせよ、車いすでの生活は不可欠で
何とか自力でベッドと車いすの移動ができることを目指し
より元気な状態で退院できるように頑張ります。
 
人工心臓がついていたころとは違って、
今では病室の中には
生き生きした大樹の声、笑顔があふれています。
 
光を与えてくださった、ドナーの方とご家族の方に
感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
 
 
 
5月20日(Wed) 
今日は、作業療法士、理学療法士の方がアパートを訪問し
車イスでの生活が可能かを、どうかチェックしました。
 
もちろん大樹も一緒で、病気になって以来、初めての外出です。
美しい新緑の中を車で移動し、とても気持ちよさそうでした。
 
上半身の力もだいぶ強くなってきました。
時には大変なトレーニングもありますが、日々頑張っています。
感染、拒絶反応にももちろん気をつけていきます。
これからNYはぐっと暑くなりますが
暑さに負けることなく、毎日を大切に過ごしていきたいです。
 
 
 
5月25日(Mon)
 本日、退院の日を迎えることができました。
移植チームのドクターの許可がでれば、退院と言われていたのですが
昨日の午後から気配がなく、
今日も、このまま退院はなしかと思っていましたが
4時頃に、「遅くなってごめんー」と言いながら、先生が来られ
「白血球も昨日と同じ値だから、退院したければ、してもいいよ」
みたいな感じで、退院が決まりました!
 
 
 
アメリカに着いて、ちょうど3ヶ月目です。
たくさんの方のあたたかいご協力と愛のおかげで
この日を迎えることができました。
本当にありがとうございました。
 
 
(姉)
大樹を見ていると、自然と笑顔がこぼれてきます。
大樹が家に帰ってこれたこと、すやすやと眠っていること
一緒にいられること…
どれも当たり前のことですが、
本当に幸せなことだと実感しています。
 
退院後は、心臓のバイオプシーを含めた通院外来診療
訪問リハビリを受けていく予定です。
体をもっともっと強くして、より元気な姿で帰国したいと思います。
 
国立循環器病センター、コロンビア大学のスタッフの皆様
そして、NYでの生活を支えてくださっているHeart to Heartの皆様に
心から感謝いたします。
本当にありがとうございます。
 
時には大変なトレーニングもありますが、日々頑張っています。
感染、拒絶反応にももちろん気をつけていきます。
これからNYはぐっと暑くなりますが
暑さに負けることなく、毎日を大切に過ごしていきたいです。
 
 
 

 

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