近 況 報 告 (2009.6.3〜8.20) 
 
6月3日
 退院して一週間がたちました。
アパートでゆっくりしている時間はあんまりなく、
検査、診察、採血のための通院やリハビリで、
あわただしい1週間でしたが、
大樹は落ち着いていて、リハビリも頑張っています。
  
実際、まだ一人では起きられないものの、
車いすとベッドの移動は、ほぼ自分でできるようになりました。
もっと、お腹の筋肉をもっともっと鍛えないといけません。
 
 
また、リハビリ病棟にいた日本人の看護師さんも、随分と気にかけてくださって、
今後もアパートまで様子を見てくださるとのことです…
PTの人もボランティアで、だいたい週3回通ってくださいます。
 
たくさんの人に助けてもらっています。
皆さん善くしていただき、本当に感謝でいっぱいです。
 
病院へは、何とかバスに乗って通院しています。
大樹が車いす生活をする今、いろいろ考えさせられます。
お店、道、交通機関、着替え、たくさんあります。
私たちが普通に何気なくしていることに、
「あれっ?」って疑問を感じたりして…視野が変わりそうです。
 
先週の土曜日に初めて散歩に出ました。天気がよく、風も気持ち良かったです。
日差しの中を散歩できること、本当に幸せを感じています。
 
     
 
 
 
6月24日
 退院してから、1か月が経ちました。
 いろんな人の助けを借りながら、何とかやってきました。
 あとは、帰国までの日々を頑張って乗り切りたいと思っています。
  
 大樹は、ゆっくり毎日を過ごしているような感じですが、
 生活のすべてがリハビリだから、
 寝ている状態から1人で起きられるようになったこと、
 車いすに、自分で移動できるようになったことなど、
 ほんの小さなことが私たちにとっては、大きな進歩に感じられます。
  
 最近は、通院の回数も少なくなった事や天候も良くない日が続き、
 部屋の中に居ることが多いです。
 早く、天候が回復してくれることを願っています。
 アメリカに来て4ヶ月が過ぎ、生活リズムにもなれてきましたが、
 ニューヨークは、日本と比べ、日が暮れるのが遅く、
 人々も多くで歩いていたりして、どうも夜の感覚がつかめません。
 
 
7月14日
 退院してから、大きな感染、拒絶反応もなく過ごさせていただいています。
ありがたいことです。
こちらも夏に突入していますが、風が気持ちよく、さわやかな天気です。
 
今は、外来も少なくなり、リハビリ中心の生活です。
内容は、ストレッチに始まり、ダンベルやバンドを使った筋トレ、
ベッドで起き上がったり、ベッドの端に座ったり、
車いすでの機能的なことだったりと、様々です。
 
 
 
だんだんと上半身に筋力がついてきていて、強くなってきました。
これからもトレーニングを続けて、さらに動きやすくなるために頑張っていきます。
 
 
8月20日
 9回目のバイオプシー(生検)が終わりました。
今回も拒絶はなしとのことでした。
最近のニューヨークは暑い日が続いていて、
つい外に出るのがおっくうになってしまいますが、
リハビリも兼ねての散歩に行くようにしています。
 
病院までの交通手段はバスです。
ストリートに並ぶお店や、公園の木々を見ながらの通院です。
こちらのバスは、車いすでもそのまま乗れるようになっています。
バス自体のシステムにも驚きますが、この町の、あたたかい気配りを感じています。
 
 
 
帰国が近づいてきていますが、
元気な姿でみなさんにお会いできるように、治療やリハビリを大切にしていきたいです
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