「大樹君を救う会」

    こ れ ま で の 病 状 と 治 療 の 経 緯  

=平成20年=

3月上旬
風邪のような症状がでるが、普段の生活に支障もなく過ごしていた。

3月11日(火)
風邪の症状が改善せず、体調も悪くなっていくことから、厚生連高岡病院を受診
入院後、食事も取り、症状は一見改善に向かっていると思われていた。

3月12日(木)
午後から状態が急激に悪化し集中治療室に入る。

3月13日(金)
心肺機能が急激に低下し、一時、心肺停止状態に陥る。

3月18日(火)
このままでは、命が危ぶまれることから、人工心臓装着を検討。大阪、国立循環器病
センターの医師が訪れ、人工心臓の装着で救命が可能な状態かを確認

3月21日
厚生連高岡病院から高岡市民病院のへリポートから長野県防災ヘリにて大阪の国立
循環器病センターへ転院し、左心室補助人工心臓装着手術を受ける。
その後、心機能の回復に望みをかけ入院加療と心機能の低下による血流不全が引き
起こした肢体の障害のリハビリ治療を行ってきた。

7月に入り、左心室補助人工心臓装着なしでの循環動態維持は困難であり、心臓移植
以外に機能の回復の見込みは無いと言われる。
本人は、他人の臓器の提供を受けて生命を維持することと、生きていたいとの思いの間
で悩み、精神状態が極度に不安定となる。

8月中旬になり、病院の医師(心臓外科医)側から心臓移植を検討するが、日本では
登録まで3ヶ月は経過観察が必要であり、登録後も4年待たなければならないとの説明
を受ける。

野球少年



富山県氷見市在住の松原大樹(まつばらだいき)君(1989年1月31日生まれ19歳)は、
平成20年3月上旬に体調を崩し厚生連高岡病院に入院しましたが、
心肺機能が急激に低下し重篤な状況に陥り、「劇症型心筋炎による拡張性心筋症」
という難病と診断され、大阪にある国立循環器病センターへ、防災ヘリで緊急搬送され、
人工心臓の装着手術を受け、一命を取り留めました。
大樹君を救う会トップ
現在、治療とリハビリを行い症状は少し落ち着いてきていますが、感染など、 些細な状況の変化も生命の危険につながり、常に不安と恐怖の日々を送っています。 また、これから先も心臓機能が回復する望みはなく、さらに人工心臓も長期の使用に耐えるものではない
ことから、大樹君の命を救うためには、一刻も早い移植手術が必要です。

 しかし、残念なことに国内では早急な移植が期待できないことや、体に合った臓器提供の
可能性が極めて低いことなどから、海外での移植に望みを託すしかありません。幸いにも、
米・ロサンゼルスのUCLAメディカルセンター での受入が内定していますが、海外での
移植手術は、保険などの適用はされず、補助人工心臓を装着した状態での 渡航費・心臓
移植手術費・滞在治療費など
約1億3000万円の費用が必要と言われました。
 この金額は、一般の家庭では到底用意することが不可能な金額であり、
また医療援助制度もない状況で、大樹君を助けるためには、多くの皆さんの善意に
すがるしかありません。そこで地域の方々、大樹君や両親の友人が集まり、
「大樹君を救う会」を設立し、海外移植を支援するため
募金活動を始めることにしました。

 幼い頃から、野球が好きであった大樹君は、一昨年まで日々厳しい練習に耐え、仲間と
共に甲子園を目指す高校球児のひとりでした。しかし、今は独りで、この突然襲った試練と
向き合い、そして移植についても、悩み苦しみながら、それでも強く生きようとしています。

私たちは、大樹君の強い決意と生き続けたいと願う思いを
何としてもかなえたいと思います。
一日も早く心臓移植を受け、この試練を乗り越え
未来に向かって歩み始めることが出来るよう、
皆様のご理解と温かいご支援を賜りたく心よりお願い申し上げます。
 「大樹君を救う会」代表 : 松 原 勝 久



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